ゲリラ豪雨


 本日は、9月1日、一神会の第一御縁日で、久しぶりに参拝させていただきました。
 いつも田畑幸治副会長様のすばらしい神理のお話を拝聴でき、この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。
 本日のブログもそのお話の中から皆さまにお伝えさせていただきます。


 以前、「雨の神様」というタイトルでブログを書かせていただきました。お読みいただいたでしょうか?
 雨は、「十種の神宝」のひとつである「上げ下げ飲み食い入る理」受持ちの神様方がご担当されているおはたらきです。


 今年は、ゲリラ豪雨といいますか、局地的な大雨で短時間に多量の雨が降って洪水や浸水の被害があちこちで起こっています。
 台風でもないのに、なぜこんなに一度に多量の降水があるのか、皆さまは不思議と思われないでしょうか?


 地球の温暖化が原因?のようであると耳にしましたが、気象学的にはそれもひとつの理由かも知れません。
 日本の平均気温も年々わずかずつですが上昇しているということですから、単純に考えると暑くて日射が多いと、海からの蒸発した水蒸気が増えると思いますので、雨が多くなることは考えられますね。


 ただ、どうして局地的なのか?
 満遍なく広範囲に降ってくれるとありがたいと思うのはわたくしだけではないと思います。


 考えて見ますと、1リットルの水は1キログラムです。
 何十ミリという大雨は、いったんどれくらいの水量になるのか?
 何万トン、何十万トン、何百万トン、もっと多いかも知れませんが検討もつきません。
 バケツの水一杯でも重いと感じるのに、想像もつかないような膨大な水を空中に上げて、風で陸地に運び、それを降らせるという偉大な自然のはたらきには畏敬の念を覚えます。


 この雨を降らせるはたらきの神様が、「上げ下げ飲み食い入る理」受持ちの神様方で、降雨や食物を与えることもご担当されています。


 昨今、食品の安全志向が高まるのは悪いことではありませんが、TVでコンビニやスーパーなどで、賞味期限が切れた弁当や惣菜を多量に廃棄しているのをみるとなんともやりきれない思いがいたします。
 また、豊作貧乏になったら困るということで、畑で出来過ぎた野菜や果物を廃棄する光景もTVで何度もみたことがありますが、これも賞味期限が切れた食品を捨てるのと同じ行為です。


 農作物の生産者もコンビニ、スーパーなどの販売者も、消費者であるわたくしたちもみな食べ物を粗末にし、無駄にしている世の中になりました。
 いまは世界中の美味しい食べ物が手に入ったり、温室栽培などで季節はずれの食べ物も食することができるようになりましたが、本当にこれが正しいことなのか、よいことなのか考えさせられる時代となってきたように思います。


 昔の人はよく悪いことをすると、“バチ(罰)があたる”といいました。
 飽食の時代といわれて久しいですが、最近のゲリラ豪雨はわたくしたちに食べ物のバチがあたったということではないかと思われます。
 (大雨で被害にあわれた人や縁者の方が気を悪くされたら申し訳ありません。お詫びいたします。)


 食べ物は、元来、人様に“与える”ものであり“施す”ものです。
 捨てたり、無駄にするということは恐れ多いということを、わたくしはじめ皆、意識をあらためる必要がありそうです。


 また、TVで大食い競争などをしているのを見ると、わたくしはすぐにチャンネルを変えますが、TV局もこのような番組を制作すること自体、日本の恥と思うような良識ある人は放送局にはおられないのでしょうか?
 脅かすつもりは毛頭ありませんが、このような低俗な番組を放映していると、いつか食べ物に困るようなバチがあたるか、職を失うようなことになってしまいますので早くあらためていただきたいと思います。