因縁因果の法則

 

 皆様にも是非知って頂きたいことは、運命運勢を良くする第一歩は、何が大切かということです。
 

 高額なお供えや勤労奉仕ではありません。
 もちろんそうした行いも尊いことには違いありませんが、その前にまず自らの蒔いた種(因縁)を自覚し、そのお詫びをしなければならないということです。


 ところで、たまに耳にすることがあるのですが、四柱推命は宿命論になりがちで好まないとか、因縁という言葉が出てきたりして宗教的な話になるので嫌いだ・・・、という方が口には出さないまでも暗にそのような態度を示されることがあります。


 人それぞれいろいろな考えがあってよいと思いますが、いかなる人も避けて通れないのは、この世の大法則である因縁因果の法則です。
 言葉を変えれば、原因と結果の法則といえるでしょう。


 宗教宗派のない時代、この大宇宙が創造されたときから、因縁因果の法則は厳然として存在するのですから、嫌いな人でもそれを避けては通れません。
 であるなら、わたくしたちは前向きに真摯にこの因縁と対峙しなければ、本当の幸せは手に入れることはできないと知るべきです。


 四柱推命紫微斗数の生年月日及び生時で占う命術は、元来、その人固有の先天的な魂の状態をみるものとわたくしは思っています。
 ですから、少なからず因縁的なものを四柱命式の中から探り出すこともできる場合があります(もちろんすべてではありません)。


 わたくしが平素崇敬しています一神会では、さまざまな神理の教えを学ばせて頂いています。そうした神理の勉強は、少なからず因縁の原因を教えて頂けることが多々あります。


 わたくし自身の因縁(家系的なものも含めて)も、一神会で勉強させて頂く中で、ほぼ明らかになりました。


 父が養子、母は三人兄弟の長女に生まれるも、下の弟二人(わたくしの叔父にあたる)は幼くして病死。明らかに断滅因縁です。
 祖父は50歳で腎盂炎で苦しんで亡くなったと祖母や母から聞かされました。


 これは、井戸の祟りが原因です。
 もともと我がご先祖は百姓の出身ですから、昔、井戸は使っていたものと思いますし、わたくしも使っていない井戸が母の実家にあったのをおぼろげながら記憶しています。


 井戸は水の神様のご守護ですから、井戸を粗末にしたり、水の神様の作法に従わずに埋めてしまったりすると、天罰として一家の主人が倒れたり、また跡取りの男子が続かない運命となってしまいます。
 これが断滅因縁です。
 

 そうした神理の教えを学ぶことによって、あらためて自身の命式をみてみると、なるほどわたくしの命式も五行でいう「水」が旺盛で、土と水が悪神となっています。
 井戸は土中を掘って水を汲み上げるところですから、まさに土と水そのものが井戸といえます。


 自身の四柱命式からも、井戸が祟りであり、水の神様に対する無礼非礼が断滅因縁となって現れていることを実感することができた次第です。


 水の神様は、この世拵えた神様であり、月の神様、男の神様、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)様であります。