食いつなぎ


 株価の急落、急激な円高で日本経済のみならず世界経済の先行きに不安感が色濃く漂っています。


 去年より「食」に関して賞味期限の偽装問題や、輸入食品の残留農薬汚染米の問題など、食品の安全について連日報道で声高に取り上げられています。


 わたくしは、去年、「食は職なり」で、「2008年は職を失うような人が増える」と理の判断で申し上げたことがありますが、現実味を帯びてきました。
 日本経済もバブルの後遺症からやっと抜け出し、ここしばらく好況感にひたっていましたが、どうもそれは昨年で終止符を打ったようです。


 世界中に失業者が大量に出るような事態が、これから来年にかけて起こるような気配です。
 わたくしの会社でも、すでにやむなく従業員を解雇せざるを得ない状況になった営業所があります。
 役員に名を連ねるわたくしもまことに申し訳ないことと心を痛めています。


 一神会でも、「食いつなぎ」の大切さを教えていただいてます。
 経営者は従業員とその家族が喰っていけるように最善の努力をするのが一番大切な責務です。
 それが「食いつなぎ」ということで、「上げ下げ飲み食い入る理」に適った行いとなり、食べ物に一生困らないような人となり、また身分も引き上げていただけます。


 いくら退職金など金銭的な面での優遇を講じても、従業員の職を奪うことには違いありません。わが身の不徳を神様にお詫びし、残された従業員の食いつなぎに微力ながら頑張らねばと思っているところです。


 四柱推命でみても紫微斗数でみても経営者の資質に乏しいわたくしは、すでに実弟に社長職を譲っていますが、来年は占術関係の仕事の分量を減らして本業の仕事を主にする時期かと思っています。


 余談ですが、紫微斗数で現在ご指導をいただいている東京の村野大衡先生に、わたくしは占術関係の仕事と経営の仕事の両方をする(したほうがよい)と言われました。
 この言葉にいまは勇気づけられています。