正偏財交集(の命)


 昨日は、原宿で中島多加仁先生より紫微斗数六壬神課の個人レッスンを受けました。
 六壬神課は易やタロットと同じ卜術で、右か左かの選択や出処進退に困ったときに用いる占術です。

 わたくしの息子の進学を例題として占断しましたが、その的確な結果には驚くばかりです。

 四柱推命紫微斗数の命術と六壬神課の卜術を使いこなせば、さまざまな人生問題に悩んでおられる方々を的確に導くことができると思います。


 さて、今回は、正偏財交集(の命)についてお話致します。
 正偏財交集というのは、男性にのみ用いる四柱推命用語です。


 命式内に正財と偏財を併せてみれば、正財を正妻とし偏財を外妾(正妻以外の愛人)とみて、格に正偏の財のいずれかをみれば正偏財交集の命とし、格にはまらないものを単に正偏財交集している命式といいます。

 女性は偏財も正財も金銭資財の星、夫への内助の星とするだけで人事を示す星ではありませんので、正偏の財を同時にみても正偏財交集(の命)とはいいません。


 お断りしておきますが、正財と偏財を命式内に持つすべての男性が不倫に走るとか、妻縁が変わるということはありませんので、どうぞご安心下さい。

 あくまで可能性の世界で、そのように正偏の財を併せ持つ人は、そうでない人に較べて異性関係に問題が起こりやすいということです。

 また、官殺混雑と一緒で年柱上下に出た正偏の財は、正偏財交集の対象とはなりませんので気を付けて下さい。


 とくに困るのは、日支に偏財が出て他のポジシッョン(年上、年支は除く)に正財が出るような場合です。
 日支は配偶者の宮であり、そこに偏財が出れば、自分は偏財つまり外妾(正妻以外の女性)と縁が厚いとしますので、家庭問題に要注意という暗示が伺えます。 
  
 正偏の財を問わず財星のエネルギーが強い男性は、好むと好まざるとにかかわらず女性の影響力が強く、養子的タイプとなりやすい人とみることができます。