田宅宮
最近、また四柱推命の本を色々買いまして、再度、勉強中です。
・藤原秀普著 「四柱推命」
・高木 乗著 「新・四柱推命学」
・朝田啓郷著 「推命学の革新」
・中村文聡著 「推命判断秘法」
いずれも斯界で著名な先生方ですが、高木先生や朝田先生は大運の取り方が泰山流とまったく違いますので、少し面食らいます。
四柱推命は奥が深く、探求していく面白さがあります。
さて、連日、民主党の小沢幹事長の報道で持ちきりですが、教室の生徒さんから小沢一郎氏の生時まで分かった生年月日を知ることができましたので、四柱推命と紫微斗数でみてみました。
<小沢一郎氏の命式>
年 正官 壬午 建禄
月 偏印 乙巳 帝旺
日 日干 丁丑 墓
時 劫財 丙午 建禄
大運 正官 壬子
歳運 正財 庚寅
日干・丁日の巳月生まれ、生日の十二運に「墓」が出て、月日が巳丑金局して財運も悪くはありません。
生時が正しければ時上に劫財が表れ、元来、身旺の命式ですからこの時上の劫財はまずよい働きはしないでしょう。
月上の社会運をみるところに偏印が出ますので、一風変わった人とか改革者的気風の強い人とみます。
泰山流では大運・壬子の正官運で、年支と時支の午と冲して、正官にも傷が付きます。
今年・庚寅(正しくは節分以降)は正財運で、運干・庚は月上の乙と干合します。
運支・寅は時支の午と寅午火局をなし、運干の正財を剋します。
このことによって、財的な禍、とくに正財は不動産ですから、不動産に関わる問題に注意を要する年といえ、月上と干合することにより表面化しやすい年といえそうです。
紫微斗数では、今年の太歳命宮が田宅宮で、その宮には武曲に生年化忌と自化忌が付きます。
もっとも良くない年廻りで、田宅宮は不動産をみるところであり、かつ武曲は四柱推命でいう正財の星ですから、財的な禍、とくに不動産に関しての問題に要注意の一年となります。
紫微斗数では元々の遷移宮に天機、天空、地劫が出て、その遷移宮から命宮の太陰に化忌が飛びますので、どうしても対外的な問題に苦労の多い、社会的な評判を得にくい人となります。
元来創造的な思考力に長け、親分肌のあるリーダー的資質を持った人だけに惜しいなぁと、紫微命盤を見ていて感じます。
四柱推命でも紫微斗数でもまったく同じような結果となりました。
さあ、今後の捜査の行方がどうなるか、じっくりと見守りたいと思っています。