祓いの修行


 いま、一神会で祓いの修行中です。


 神主様が幣(ぬさ)を左右に振って、お祓いを受けられたご経験はほとんどの方はあると思いますが、あれはお祓いのひとつで風の神様のお力をいただいて祓っていただく神事です。


 それ以外のお祓いとして、水の神様のお力をいただいて行う御塩の祓いや、火の神様のお力をいただいて行う焼き釜(火打ち石で行う)の祓いがあります。
 

 さて、わたくしたちはどなたさまであっても怒ったり、憎んだり、恨んだり、嫉妬したりということは多かれ少なかれありますね。


 そうしたいわばマイナスの想念は、自らの心が発したものですが、発した自分自身の魂を汚していることになります。


 また、自分が発したものでなくても、人や特定の場所(具体的には家屋)などから発せられたマイナスの波動を受けて、自身の魂によくない作用を及ぼすことがあります。


 わたくしたちが普段生活しているときに発したよくない感情や想いは、積もり積もって罪穢れとなり、悪因縁となって、不幸不運の原因のひとつとなってきます。


 ですから、因縁を切ったり因縁を良い方向に転換するには、神様に祓っていただくことがとても大切なことになります。


 また、「祓う」は、「はらう」、つまり滞りなくお金の支払いもできるようになれるという有り難いご利益もいただけるということです。


 今後ますます不景気が心配されますが、事業商売をされている方は、従業員の給与の支払いや購買先の支払いに苦慮されている人もおられるでしょう。


 願掛けで祓いの修行をすると、神様からお力をいただいて不思議にお金の工面ができたりするということです。


 神様に対する礼儀作法を身に付ける祭式修行や、罪穢れを祓うための祓いの修行は、なにも神社に勤める神主様だけがする修行ではありません。


 わたくしたちは、みな、神の子。 


 この世の拵えぬ主であり、人間を造られた神様に対するご恩に少しでも感謝するために、このような祭式修行や祓いの修行は大切なことであるということを一神会で教えていただきました。