神様は子供を通して教える


 これまでたくさんの方の鑑定相談をお受けしましたが、ベストスリーは、①結婚(または離婚)問題、 ②仕事(適職や転職等)、 ③お子様の事情、身情問題 です。


 ほかの占い師、鑑定士の方はどのように思っておられるか分かりませんが、わたくしはお子様のご相談がもっとも大変だと思っています。


 理由は、夫婦の縁や仕事の縁は変えることができても、お子様との縁は終生変えることができないからです。


 昨今、自分の子供が引きこもりや登校拒否で悩んでおられるご家庭は年々増加傾向にあるようです。

 とくに精神的な異常でなくても、勉強しなくていつもゲームばっかりしている・・・、フラフラ遊んでばかりで集中心がない・・・、それでご両親は事あるごとに「勉強しろ、勉強しろ」とやかましく子供を叱り続けて、親子の間が断絶状態・・・、といようなご家庭は少なからずあるように思います。


 情けない話で恐縮ですが、わたくしの息子も性格は優しく友達付き合いもよいのですが、勉強でもスポーツでも続けてコツコツするという態度がまったく感じられません。
 まだ自分にあったものが見つからないだけ・・・、とおっしゃっていただける方もありますが、これまでいろいろと神理の勉強をしていますので、息子のこのような態度もわたくしの責任と深く自覚している昨今です。


 「神様は子供を通して教える」というのが、一神会での御神言のひとつです。
 子供の病気や過ちは親の責任です。


 縁あって男女結婚して子供が授かりますが、すでにどのような子供が授かるかは独身時代からの夫婦の想い行いで決定されています。

 とくに妊娠中の父親、母親の想い行いは大切で、子供の性格から運命運勢に大きく影響します。
 つまり過去の夫婦の想い行いがすべて因縁となって、その因縁通りの魂を持った子供を神様は授けられるのです。
 ですから、子供を見れば親の因縁が分かります。


 四柱推命紫微斗数などで調べなくても、お子様の状態をみればこれからの親御様の歩むべき道が予言されているのです。
 一神会では、「子供は自分の来世の姿」とも教えていただいています。


 ですから、子供を助けたければ親のお詫びが必要なのです。

 
 考えようによっては、自分の因縁を子供を通して気付かせていただいているのですから、まことに有り難いことでもあります。

 このあたりのことを鑑定に来られた方に納得していただくのは骨が折れます。
 気を遣いつつお話し申し上げます。
 でも、失礼ながら信仰心のない親はダメです。
 まず、親も子も助からないと思っておいたほうがよいでしょう。


 お子様の問題を何とか良くしたい克服したいと思われるなら、まずは親のお詫びであることを忘れないでいただきたいと思います。