四柱推命と紫微斗数のどちらを学ぶ?


 本日は、四柱推命の通信教育をご希望のご婦人が教室にお越しになられました。
 わたくしがオリエンテーションをするからということで来ていただいたのですが、結果的には四柱推命を通信教育で学ぶより、まず紫微斗数を独学でもいいから学ばれることをお勧めしました。
 ご期待に添えず申し訳ありません。


 理由は、まず、四柱推命は難しいということです。
 あたりまえのことなのですが、その難しい四柱推命の通信教育は相当ハードルが高いということです。


 そして、紫微斗数は生時が定かでないと使えない占術ですが、短期間に習得できるということと、先のブログにも書きましたが、日本の来年一年の経済状態や、これから先の日本の国運の状態まで分かるのですから、他に比類を見ない高度な占術だからです。


 もちろん、個々人の性質性格から先天運、後天運の詳細な鑑定も可能ですから、四柱推命を習得されなくても、鑑定は紫微斗数だけでも十分かと思います。


 ただ、四柱推命のよいところは、二象一態、陰陽五行の相生相剋の原理が、人間の人事事相に照らして面白いように当てはまりますので、その点はなんと言いますか、理屈好きの占い愛好家にはもってこいの占術には違いありません。


 夫縁がよくない…、妻縁が悪い…、兄弟は力になってくれる…、親とは生涯縁厚く助けられる…、子女(子供)縁が厚く孝養心のある子女に恵まれる…等々、六親縁の厚薄と吉凶禍福は、なぜそんなことが分かるのかというその理由を四柱命式で読み取ることができるのです。


 ある程度、精神年齢がお若い方で、じっくり学びたいという方は、四柱推命は陰陽の教え、月日の教えが学べる最高の人間学であると思っています。

 
 きょうお越しになられたご婦人に、わたくしが四柱推命の教室でまず最初に説明します、「一+二=三→四」で森羅万象ができているという、陰陽、月日の教え、順序の理の教えをホワイトボードに書いて説明すると、大変感心されたご様子で、携帯カメラにホワイトボードに書いた図式を写して帰られました。


 ということで、四柱推命紫微斗数の両方をマスターできることは素晴らしいことですが、どちらかひとつを選ぶとなると、学習期間とご年齢(とくに精神年齢)と、自分は理屈好きかどうかを選定基準として考えられるのもよいと思います。