運命学講座を神戸で新しく開講しました。


 昨日より運命学講座を神戸で新しく開講しました。


 新しい教室の開講は、二年ぶりです。
 久しぶりに心地よい緊張感で約四時間の講義をさせて頂きました。


 昨日は初日ですので、主に神理のお話をさせて頂きました。


 森羅万象は陰陽で成り立ち、万物は二象一態であるということ。そして、
 陰陽はどうしてできたのか? 陰陽の意味は?


 なぜ、左右の指が十本なのか?
 古代日本の神道の教えである、「十種の神宝(十元の理)」とは?


 因縁とは、何か?
 不幸不運の原因はどうして生じるのか?


 などなど、占いを学ぶ前に、是非、知っておいて頂きたいことをお話し申し上げました。


 占いだけでは、本当の人助けは出来ません。
 占いはあくまで、対処療法です。(もちろんそれも大切ですが)


 根本的な解決策は、神理の教えを学んで、どうしてそのような運命運勢を背負って来たのかを知らなければなりません。 
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 さて、講義のほうは、当面は紫微斗数の講義をさせて頂き、そのあとは四柱推命をと考えていましたが、ご参加の皆様のご意見を取り入れて、断易(五行易)をそのあと教えさせて頂こうと思いました。


 最近、鑑定をさせて頂く場合、生まれ時刻がはっきりしている人は、四柱推命より紫微斗数を中心に鑑定をさせて頂いています。


 生時が定かでない方は、紫微斗数は用いることが出来ませんので、四柱推命とそして断易を使わせて頂いています。


 紫微斗数は優れた命術(生年月日でみる占い)です。
 こんなに詳細で分かりやすい占いは使わなければ損だとさえ思います。


 余談ですが、これから命術を学びたいと希望されている方や、四柱推命を学んだが、いまひとつ分からない・・・、という方は、是非、紫微斗数を習得されることをお奨め致します。


 わたくしの経験では、ある程度真剣に一年間勉強すれば、紫微斗数でだいたいのことは占えると思います。


 話を元に戻します。
 断易は周易と違い、吉凶が明確ですし、四柱推命の心得のある方は、干支の相生相剋、刑冲会合、空亡を中心に見ますので馴染みやすいと思います。


 恥ずかしながら、わたくしはこれまで易を軽視していました。
 「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言葉があるように、易は学問としては優れたものだが、占術としてはあまり頼れないのでは・・・、というように自分勝手な考えを持っていました。


 でも、それは大きな間違いであることに気付きました。


 周易は門外漢なのでコメントは差し控えますが、少なくとも断易は怖いくらいに的中する卜術だと実感しています。


 「当たるも八卦、当たらぬも八卦」は間違いで、当たらないのは占的(占う内容)がぼやけていたか、熱心に天(神仏)に念じなかったため。あるいは、占者の技量の未熟さが原因であり、得卦には天の教え(天啓)が宿っているものと思います。

 
 断易は生年月日はまったく分からなくても、サイコロやコインだけでほぼ何でも占えるのですから、これを使わない手はないと思います。


 ということで、プロの鑑定士を目指している方が受講生の間で何名かおられましたので、より実際的で有用な紫微斗数と断易をまず習得されるのが賢明ではと考えました。


 わたくしの四柱命式は、食傷の強い命式で、紫微斗数は天梁独主。
 東海林先生の紫微斗数占星術奥義のご著書には、天梁には「教導」という意味があると書かれていますが、まさにわたくしの天職は、このような占いや神理の教えを少しでも有縁の人にお伝えしていくことかと感じています。