顔付き


 この前のブログで八重歯について書かせていただきました。
 ひとつだけ言い忘れていましたが、犬歯は自分自身をあらわします。だからここが八重歯だと(自分が)飛び出し因縁というわけです。 
 
 さて、きょうも人相の話ですが、作家で女性実業家でもあった宇野千代さんの著書「幸福の法則一日一言」に次のようなことが載っていました。


  『顔立ち、顔の造作はね、これは、もう生まれつきのものですから、
  変えようもありません。しかし、顔付きというのは、これは、自分で
  作るものなのです。心の持ち方ひとつで変わるものなのです。』


 顔付きというのは、広い意味で人相のことになると思います。
 穏やかな顔付き、きつい顔付き、明るい顔付き、陰気な顔付き、・・・といろいろありますが、顔は心の反映ともいうことができます。


 女性の方には失礼になるかも知れませんが、美人の人にきつい顔付きの人が多いように思うのですが、わたくしだけが感じていることでしょうか?
 たまに東京の銀座や六本木、原宿を歩いているとそのような人とすれ違うことがあります。
 いま流行の化粧法がそのように感じさせているのかも知れません。
 逆にそれほど美人とは思わない人で、何か温かみを感じさせるような顔付きの方もおられます。


 女性の美への憧れや追求は、男性にはなかなか理解し難いところもありますが、でも綺麗になりたいという気持ちは大切なことです。
 とくに女性は年老いてから、実際の年齢より十歳くらい若く見える方もおられますので、何か美容と健康によいことを続けておられる賜物だと感服致します。


 因みに、〝真・善・美〟は不滅で、あの世に持ち越し可能です。
 ですから、たとえば美容整形までして美しくなった人は、その努力は報われて、来世、生まれ変わったときには美人として生まれます。
 できれば、美だけでなく〝善〟にも努力して、心の美人にもなっていただきたいと思います。


 多くの女性の方の鑑定をさせていただいていますと、実にいろいろな“顔付き”の方とお会いできてよい人相の勉強にもなります。
 その顔付きで一番大切なところといえば、やはり“目(眼)”だと思います。
 目は心の窓ともいいますので、綺麗で澄んだ目の人は心もそのような人だと思います。
 また、よい目の人はいまは逆境にあっても、必ずよくなる人であります。


 たまに、アイシャドウを付けた方もおられますが、薄くても人相上よろしくありません。
 とくに瞼(まぶた)に付けるのは避けたほうが無難です。
 「瞼は家庭」をあらわし、そこに陰影を付けると、「暗くなる」ということを暗示します。


 それから、おでこが髪の毛で隠れている方がおられます。
 小さい女の子なら可愛いとも思いますが、大人の女性がそれではよろしくありません。
 とくに眉毛が髪の毛で隠れているのは、眉毛は親とみますので親不孝の人となります。


 人相の勉強は、手軽に鑑定できますので役に立つ占いのひとつです。