伯父の三回忌
きょうは、亡き伯父の三回忌の法事があった。
90歳で亡くなった伯父は、家業?の能楽師を継いで、わたくしの目からみれば羨ましい人生だったと思う。
日本の伝統芸能である能楽の世界は、わたくしも惹かれるものがある。
もし、仮に伯父の家に自分が生まれていたら、観世流の能楽師になっていたのではと思う。
わたくしの父方、母方の祖父は、共に若くして亡くなった。
因縁も隔世遺伝が多いので、本来なら、わたくしの寿命は50歳前後である。
左手の手相はちょうどそのくらいの年齢で生命線が切れている。
右手の手相はやや複雑で、生命線が50歳くらいで切れかかり、そのあと別の生命線が続いている。
右手は後天的なものを見るといわれているので、これは神様から付録人生を頂いて、人様のために何か役立つことをせよ・・・、と言われているような気がする。
父方の家系は能楽師だから、四柱推命でいえば食傷の職業。
母方の家系は中小企業の経営者だから、財官の職業。
四柱推命や紫微斗数でみれば、わたくしの天職は、学校の先生や宗教家等、ちょっと偉そうに言えば、人様を教導するような仕事である。
どちらかといえば、父方の血筋、因縁を多く引いている。
そうした星の下に生まれた者が、中小企業の経営者の長男に生まれたのは皮肉なものである。
しかし、この世に偶然はない。
すべて必然であり、わたくしが家業を持った家の長男に生まれたのも、何らかの神様の御意志があるに違いない。
さて、わたくしの家(家系)は断滅因縁を持っている。
現在のほとんどの家は、多かれ少なかれこの断滅因縁を持っていると言われている。
わたくしの父が養子であり、わたくしの長男が七赤金星の生まれであることからして、これは逃れようがない事実である。
わたくしのもっとも大きな仕事は、わが家の再興、つまり田中家の断滅因縁を解消し、良い因縁に切り替えることと思う。
これが神様がわたくしに与えたもっとも大きな仕事であると思っている。
この因縁は、すこぶる手強い。
ちょっとやそっとで無くなるものじゃない。
しかし、因縁自覚が出来ただけでも有り難い。
すべてはそこから始まるのだから・・・。