通関神


 きょうは、大阪で一神会の十月十日の講習会を受け、その足で東京へ参りました。
 いま、東京のホテルでこのブログを書いています。


 十月十日の講習会は、神様の不思議なお話です。
 きょうは六ヶ月の理「風吹き分け言葉の理」と、七ヶ月の理「切り別れの理」のお話でした。
 

 この講習会の内容をここでは公にすることはできませんが、少しだけご紹介しますと、妊娠中の十月十日の間に、月の神様、日の神様が毎月毎月入れ替わり立ち代わり胎内の子供をどのように拵えるかというそれはそれはとても不思議な神様のお話です。


 世の中には、生まれながらに耳が聞こえなかったり、口があっても喋れないお気の毒な方がおられます。
 聞こえたり、喋れるのは耳があるから、口があるからではありません。
 神様のおはたらきで聞こえるように、また喋れるようにしていただいているのです。


 「風吹き分け言葉の理」の受持ちの神様方が、わたくしたちの耳と口と鼻をご守護され、聞こえるように、喋れるように、また鼻から正常に息ができるようにしていただいているのです。
 まことにありがたいことであります。


 さて、前置きが長くなりましたが、きょうは「通関神」のお話です。
 読んで字のごとく、だいたいどのようなはたらきか推察していただけると思います。四柱推命で通関神云々というときはよい意味で用いることが多いです。


 月支印綬格で年上に正財をみている場合、年支か月上に官殺いずれかあれば、その官殺が通関神となり印綬は正財からの剋を免れます。
 つまり、正財はまともに印綬を剋しにいくことができず、まず官殺を生じて余ったエネルギーで印綬を抑えにいきます。
 少しは印綬も弱まりますが、それ以上に正財から力を得た官殺が印綬を生扶し印綬は安泰です。


 同様に月支正財格で時支に劫財がある場合、日支に食神あるいは傷官があれば、劫財は食傷を生じ、食傷が正財を生じるというエネルギーの流れとなります。
 この場合日支の食傷が通関神となります。
 時支の劫財はまともに月支の正財を剋すことができなくなり、正財は本来の力を損なうことはありません。
 もし、このように日支に通関神がある命式は、配偶者は必ず自分の力になってくれる人であるとみることができます。


 通関神は、四柱推命では喜神のひとつであり、看命上、有為なはたらきをなすものとして評価します。