占い師に求められる三つの資質

 
 さて、占い師や占い鑑定士になりたいという方は、まず、次の三つの資質を持ち合わせておられるかを自問自答して下さい。


 (1) 占術(四柱推命なら四柱推命)の鑑定技量

 (2) 人生経験(の豊かさ)

 (3) (片寄りのない)信仰心


 そして、そのいずれかに欠けるようなことがあれば、プロの占い師になるのは断念されるのがよいと思います。

 でも、どうしてもプロの占い師になりたければ、欠けている分を補うために必死に学んで下さい。


 (1)についてはコメントは不要かと思います。
 占いのプロであるからには、その道に秀でた人でなければなりません。


 (2)についてもご納得いただけると思います。
 結婚もしていない人が、離婚問題の適切なアドバイスはかりにできたとしても説得力に欠けると思います。
 自分で経験済みのことやよく知っていることに対しては、その道の先達とまではいかなくても、何らかの助言はしやすいものです。
 人生経験の乏しい若い方(若い方でも人生経験の豊富な方もありますが)は、相当なハンディがあるのを覚悟のうえ、謙虚な気持ちで鑑定に臨まれることを旨としていただきたいと思います。


 (3)については、異論のある方もおられるかと思いますが、これはわたくしの信念でもあります。
 人様の人生の幸不幸を左右することを扱う占い師は、一種の聖職と思います。
 占いは、基本的には人間を幸せにするための道具であるべきなので、厳しい鑑定結果の人ほど、どうしたら救われるか?、何とか良くなる方法はないか? を一緒に考えてあげるのが本来の占い師の仕事ではないでしょうか。 
 人智を超えた一筋の光明を見い出せるかどうかは、片寄りのないまことの信仰心の有無にかかっていると思います。