四柱推命研究会、いよいよ開講!


 いよいよ、3月3日から芦屋占い処・占風鐸で四柱推命研究会をはじめます。


 意識したわけではありませんが、たまたま3月3日の雛祭りの節句の縁起の良い日からのスタートとなりました。


 四柱推命の教室は四年ぶりの開催です。
 この間、紫微斗数の勉強をし、再度、四柱推命に戻って他流派の諸先生方の看命法も学んでまいりました。
 

 紫微斗数占星術の素晴らしさや、透派の内格、外格の判定法の簡潔明瞭さの中にもその高い的中率を見出すことができ、大きな収穫の年月であったと思っています。


 この研究会は、すでにこれまで四柱推命を勉強された方を対象とし、中にはプロの占い師の方もおられます。


 研究会ですから、四柱推命のイロハを順番に講義するのではなく、毎回何かテーマを決めてやりたいと思っています。
 が、脱線して話が横道に逸れることもあるかと思います。
 まぁ、それも、また楽しいでしょう・・・。


 論語に、
  『学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、
        思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。 』


とあります。


 自分ひとり書物で独学するのも良いですが、その学んだことを実践的に用いたり検証したりしていかなければなかなか身に付きません。
 また、自分が学んだこととは違う理論や考え方を、他の方からお聞きするのも参考になるものです。

 
 この四柱推命研究会は、参加者同士互いに切磋琢磨して技量を磨いていく場にしていきたいと願っています。



 さて、わたくしが、いま、興味があることのひとつは、内格と外格の判別の仕方です。
 泰山流の四柱推命は、ほとんど内格でみて外格を採用するのは極めて稀といえると思います。


 わたくしの師であった大乗推命学会の亀石突風先生は、「外格のみかた(看命法)はそんなに勉強しなくてもよい。ほとんどの人が内格だから、ごく一部の人にしか当てはまらない外格のみかたを勉強するより、内格のみかたの精度をあげるほうが大切・・・」というようなご発言をお聞きしたこともありました。


 そのときは、わたくしも素直に、「そうだなぁー」と思ったものです。


 しかし、透派の四柱推命を学んでからは、この考え方には申し訳ないことですが賛成できなくなりました。


 透派の四柱推命は、外格をかなりの割合で採用するからです。
 割合的には、統計をとったことはありませんが、20%前後の人が内格ではなく外格になるのではと思います。


 実は、わたくしの命式も泰山流では内格身強でしたが、透派では従旺格となります。
 道理でどうも大運後天運がおかしいな? と長年思っていましたが、透派はほぼピッタリと合っています。
 これは、紫微斗数でみた大限(四柱推命でいう大運)とも合致していました。


 ただ、同じ透派の四柱推命でも、先生によって、内格と外格の判定法といいますか計算の仕方が違いますので本当に戸惑うところです。


 本研究会では、参加者より実在の方の四柱命式をご提案頂いて、泰山流でみた場合、また透派でみた場合の比較を、そして同じ透派でも内格と外格の判別の計算法が違いますので、その違いの検証もしてみたいと思っています。


 自分でいうのも何ですが、このような占いの教室はあまりないのでは? と思っています。


 いまから、とても楽しみです!!