煩悩


 人間は108個の煩悩があるといわれていますが、一部の聖人君子の人を除いて、生涯付き合わねばならないのがこの煩悩ではないでしょうか。
 考えようによっては、わたくしたちは煩悩があるから生きているといえなくはありません。


 この世は、「苦の世界」であるとお釈迦様は説かれています。
 

 これは、幸(四あわ)せは、「苦(九)」を[十(と)」おることによってもたらされるということです。「十」は先が四つに分かれていますね。


 クリスチャンの方は、胸で十字をお祈りのときに切りますが、この意味は大変深いものがあります。


 でも、毎日毎日が苦しみの世界で、煩悩に振り回されるというのも悲しいことです。
 人間はそんなに強い人は多くはありません。
 何とか、日々平穏に暮らしたいというのは、至極当然の願いです。 
 では、どのようにしていけばいいのでしょうか。


 わたくしは、修行や瞑想などで煩悩を抑えるのもよいと思いますが、それがすんなりできる人もそんなに多くはいないと思います。
 では、煩悩に蝕まれないようにするには、どのように生きていけばよいのでしょうか??


 わたくしは、天から与えられたやるべきことを一生懸命することだと思います。
 使命、天命を果たすために、努力し続けることだと思います。
 そうすれば、煩悩が無くなることはなくても、それにとらわれることがなくなります。
 要するに、意識転換といいますか、心のベクトルの方向を変えるのです。


 もし、天から与えられた為すべきことが何か分からない方は、いま目の前にある、しなければならないことを精一杯することです。
 そうすれば、遠からず、天から与えられた為すべきことに出会うでしょう。


 あるいは、信頼できる占い師に鑑定していただくのもよいと思います。
 今生のあなたが為すべきことは、四柱推命紫微斗数ではっきりと星が明示しています。