「はい」という返事


 わたくしは自慢ではないですが、銀行や区役所等の受付や窓口で自分の名前を呼ばれたときに、「はい」と返事をするように心掛けています。


 子供の頃は学校で先生から元気のいい返事をするように教えられたと思いますが、だんだんと大人になるにつれて、「はい」と返事をする人は少なくなっていくようです。
 黙って、無言で受付や窓口へ行くのは、端で見ていてもどうもあまり気持ちのいいものとは思えません。皆さまはいかがですか?


 恥ずかしいという思いがあるからかも知れませんが、できるだけ、「はい」というよい返事をしたほうが得です。


 つまり、「はい」といえる人は、一般的に素直な人という周囲からの評価が得られます。学校でも会社でも素直な人は、先生や上司からの信用信頼も得やすくなり、自然と成績が伸びる結果となります。


 また、神理の教えでは、「はい」は「入る理」と教えていただいています。
 お金にも恵まれるということです。


 返事のないのは、どこにいるのか分からないという理で、行方不明の因縁に繋がります。
 さらに怖いのは、「はい、といえない」、「はい、と‘家’ない」ということで、天災で家(自宅)がなくなる因縁にも繋がってくると一神会で教えていただきました。


 家庭で子供が親に呼ばれたときに、「はい」とよい返事ができれば、まず明るく健全な家庭です。
 でも、残念ながら、わが家も含めて子供が親によい返事ができる家はほとんどないのではと思います。


 子供の躾は、「つ」の付く歳までに決まるといわれています。
 ひとつ(一歳)、ふたつ(二歳)、みっつ(三歳)、・・・、ここのつ(九歳)ですから、小学校4年生くらいまでです。
 このときまでにきちんと挨拶のできる子供、またよい返事のできる子供に育てることができれば、子育てはほぼ成功したようなものです。
 そのためにも、母親が主人(夫)に呼ばれたときに、「はい」と返事をする習慣があれば、子供は自然と母親の真似をして、「はい」とよい返事ができる子になります。


 これから出産、育児を控えておられる女性は、是非、心掛けていただければと思います。