継続


 きょうは、四柱推命の定理のお話を五回続けましたので、神理のお話を書かせていただきます。


 わたくしは雑誌「致知」を毎月楽しみに拝読しています。

 その致知出版社の藤尾社長が、致知の販売部数が伸び悩んでいた創刊当初、当時のTDKの社長、素野福次郎氏(故人)から次のようなことをいわれたということです。


 「致知はそこらの土手に咲く花ではないはず。深山(みやま)に咲く桜だろう。」
 「深山の桜でもいい花を咲かせていたら、人はそこに足を運んでくる。
  そしたらそこに道ができる。そのときに深山の桜というのは大変な値打ちがでてくる」


 藤尾社長は、創刊間もない頃、この言葉にどれだけ励まされたか知れません・・・、といわれています。
 そして、致知は創刊8年目以降、大幅に部数を伸ばすに至ったということです。
 
 話は変わりますが、以前、トイレ掃除で有名なイエローハットの創業者、鍵山秀三郎氏の講演を拝聴したことがあります。

 鍵山氏はトイレ掃除を10、20年と続けていくと、「〝冥加〟が得られる」とおっしゃられたのがいまも強く印象に残っています。


 冥加(みょうが)とは、神仏のご加護のことです。

 トイレを綺麗にするという行いを、毎日毎日、継続して行っていると神仏のご加護が自然と得られることを身をもって体得されたのだと思います。


 継続することの大切さは誰もが知っていることです。
 しかし、ほとんどの人は単なる努力論として知るだけで、その深い意味についてはあまり語られていないようです。


 この世は、〝延々〟と続くはたらきがあります。

 地球は、太陽の周りを1年365日かけて回り続けています。
 地球も1日24時間かけて自転しています。
 地球も太陽も、いっときの休みもなく回り続けています。

 人間の魂も輪廻転生、あの世とこの世を行ったり来たりして止まることはありません。
 わたくしたちの体を流れる血液も心臓から末端の毛細血管までいって、体の隅々に栄養を運び続けまた心臓に戻ってきます。


 この世は、〝円運動(循環系を含む)〟の世の中です。

 円運動はこの世の大法則のひとつであり、神理のひとつであります。
 〝理〟とは、神様のおはたらきのことです。
 物理、数理、地理、料理、など、理とつく学問は、真理=神理を探求することです。


 円運動は、この世では家や会社を存続させるおはたらきとお金をご守護の神様が受け持っておられます。
 
 ですから、世の中に役立つことや人様から喜ばれることを日々継続して行っていると、この「円の理」受持の神様に好かれご褒美(神仏のご加護)をいただけることになります。


 先程申し上げました、鍵山氏の冥加が得られる・・・、という意味がご理解いただけたかと思います。


 継続は開運法のひとつです。

 どなたでも、明日からでも実行できます。

 お仕事にまた勉強に、どんな些細なことでもよいから継続して取り組む姿勢を大切にしたいと思います。


 最後に、「円の理」のことやお金の不思議なお話について、「ふしぎな記録」第二巻(金の巻)」を是非ご一読されることをお奨め致します。
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 http://www.e-suimei.com/fushigi-book2-mokuji.htm