供養の言葉


 平日の出勤日は、ほぼ毎朝、梅田か会社の近くの喫茶店で、トーストとゆで卵そしてコーヒーのモーニングセットを頂くことにしています。


 だいたい同じ時間帯に行くので、同じ顔ぶれの人が入っています。


 タバコを吸いながら新聞を読んだりしている方が多いですが、ほとんど皆様、食事が終わるとレジでお勘定をして、黙って出て行かれます。


 常連の方は、その店の店員様(兼オーナーかオーナーの奥様)と顔馴染みのはずです。


 自分は客だから、何も言うことはないと思っておられるのでしょうが、人情味と言いますか、礼儀作法を知らない人が多いように思います。


 自慢ではありませんが、余程、不味かったり、サービスの良くない店は別ですが、わたくしは必ずレジで勘定をするときに、「ご馳走さま」、あるいは「ご馳走さん」と言って感謝の言葉を伝えます。


 たまに外食したときに、美味しい料理に恵まれたときには、「美味しかった、ご馳走さまでした」と素直に告げるようにしています。


 食事のときに、“頂きます”、“ご馳走さま”、そして、“美味しかった”、“旨かった”と言うのは、料理を作った人への感謝の言葉です。
 何も言わないのは、感謝の心のない人と言わざるを得ません。


 また、“美味しかった”、や、“旨かった”は、人間に喰われるために犠牲になった生き物への供養の言葉でもあると一神会で教えて頂きました。


 常日頃、このようなことに気を付けていたら、まず、腹痛で食べたものにあたることはないように思います。


 いままで、本ブログ等で何度も申してきたことですが、「食は職なり」です。
 こうした言葉遣いに気を付けるだけでも、仕事に良い影響を及ぼすことになると思っています。