調候用神


 今年は、日本海の地方では例年以上の大雪ですね。(除雪作業、ご苦労様です)
 わたくしの住んでいる神戸でも、いつもより寒いように感じます。


 めったにカイロは利用しないのですが、今年は、すでに何回か持ち歩いています。



 さて、先日も申し上げましたが、来月から新しく開講します四柱推命研究会のこともあり、現在、手許にある何冊かの四柱推命専門書を熟読しています。


 それで気付いたことですが、今年のように寒さが厳しいと、亥(11月)、子(12月)、丑(1月)月、場合によれば寅月(寅月も2月で厳寒の日々が多い)生まれの方も、丙の調候用神がとても有り難いように感じます。


 日中、気温が低くても、お日様が照ってくれれば、冬の陽光は力が弱いとは言うもののそれなりにポカポカさは感じます。
 

 調候的には、丙が天干にあるのが一番良いのですが、もし無い場合は、巳、午、未の内、一支でもあれば、冒頭、申し上げたような身体の一部を温めるカイロの役割ぐらいは期待できるでしょう。



 ところで、考えますと、昨年は、辛卯の年でした。
 丙を調候用神としておられる方は、少なからず何某かの影響があったのではと思います。


 つまり、丙と辛が干合して、合去か変化になるからです。
 わたくしの場合も、昨年は、顔面痙攣で辛い思いをしました。
 顔面痙攣は脳の血行障害のひとつです。
 

 紫微斗数でも太陽と太陰の輝度(明るさ)は、とても大事と言われていますが、同様に四柱推命でも十干でいえば、「丙と癸※」、五行でいうと、「火と水」がいずれの人でも命式内に有るほうが幸禍的には好ましいように思います。


※癸は天上の雨や雲であり、壬は地上の河や湖、海なので、壬ではなく癸が紫微斗数の太陰的意味に近いのではと思います。