幼心を打ち捨てて・・・


 毎週、楽しみに見ている、よみうりテレビの「たかじんのそこまで言って委員会」に、きょうは(2/5)、元総理の安倍晋三氏が出演されていました。


 その中で、阿倍元総理は、地元の萩市立明倫小学校で、一年生の児童が次の吉田松陰先生の言葉を唱和していると紹介されていました。


    『今日よりぞ 幼心を打ち捨てて         
         人と成りにし 道を踏めかし』


 詳しくは次の萩市立明倫小学校のホームページをご参照下さい。
  http://edu.city.hagi.lg.jp/meirin-e/


 この言葉を小学一年生の児童が唱和しているというのは、正直驚きました。とともに、これは迷える大人の開運のためにも素晴らしい言葉だと思いました。


 小学一年生の6,7歳の児童では、とてもこの内容は分からないと思いますが、それでも、「読書百遍意自ずから通ず」で、知らず知らずのうちにその子の魂には記憶され、その後の人格形成に少なからず役立つと思います。



 さて、よく占いの教室や鑑定をしていて聞かれるのは、「こんなに良くない運命の人はどうしたらいいのでしょうか?」という質問です。


 占い専業者は、開運法としてよく方位を使ったり、あるいは風水を取り入れることを勧めたりしますが、わたくしはそれは消極的です。


 松陰先生のお言葉をお借りするなら、前記の「今日よりぞ 幼心を打ち捨てて」ではなく、「今日よりぞ ”これまでの自分”を打ち捨てて」というくらいの覚悟がなければ、とても本当の開運は覚束ないと思いますし、いまの逆境はなかなか好転しないでしょう。


 新しく生まれ変わるくらいの気持ちでなければ駄目だということです。
 

 わたくしが平素お世話になっている一神会で、「先生」とは、「先に生まれ変わった人」、つまりすでに因縁解脱が出来た人か、少なくとも因縁自覚が出来て、その因縁解消や転換のための努力をしている人と教えて頂きました。


 「・・・先生」と呼ばれる人は世間に五万とおられますが、本当の先生と呼ばれるのに相応しい人は、さてさて日本にどれくらいおられるでしょうか?