最後の最後に・・・



 去る4月29日の昭和の日に、京都、祇園で大乗推命学会の同窓会が開催され、わたくしも参加して参りました。


 その同窓会は、亀石先生の甥御様がされている祇園の居酒屋、亀厘で開催。
 祇園でもっとも風情あるところに位置しているお店は、皆様も一度、足をお運び頂きたいと思います。お料理も美味しかったです。
 「亀厘」のHP→ http://www.kamerin.jp/gion/


 当日は、九州の福岡のほうからも大勢様ご参加頂きまして有り難うございました。
 いろいろなお話が飛び交いましたが、わたくしがとくに印象に残ったのは、この度の東日本大震災のお話でした。
 

 大乗推命学会の会員(主に通信会員の方だと思います)の中にも、かなりの方が被害に遭われたそうで、連絡も付かない方がおられるということでした。


 その席で、「神も仏もない・・・」とか、「神仏に頼ることは意味がない・・・」というようなお話が出ました。家も家族も仕事も一瞬にして失った方の悲惨な姿を見れば、思わずそのような言葉が出てしまうのは理解できないことではありません。
 当事者の方にしてみれば尚更そのような想いは強いと思います。


 わたくしは楽しい雰囲気を壊したくないと思って、そのときは何も申し上げませんでしたが、心の中では、「それは間違っている」と思っていました。


 以前、一神会で教えて頂いたことですが、たとえどのような状況であっても、つまりこの度の東日本大震災のような天災で命を失うようなことになっても、最後の最後、「神様、人間にして頂いて有り難うございました」と言って死ぬことができる人は、必ず次の世にも人間にして頂けるということです。
 これは非常に含蓄ある言葉で、是非、皆様も覚えておいて頂きたいと思います。


身内の方の不慮の死に遭遇し、嘆き悲しむことは許されますが、決して神様を恨んだり否定するようなことは口にはしないことです。
 一歩進んで、冷静さを取り戻したら、何故、身内の者がそのような不慮の死に遭ったのかをよく考えてみるべきと思います。


 わたくしも偉そうなことは言えませんが、神様の実存を悟っている人は、決して神も仏もあるものか・・・というような神仏を否定するような言葉は口にはできないはずです。


 神様は優しくて怖ろしい存在であるということは、今回の東日本大震災で数多くの人命が失われたことでも明らかです。
 一神会では、この度の震災を〝神災〟とも言われ、神様がお怒りなっておられると教えて頂きました。
 

 では、どのようなことに神様はお怒りになっておられるのか?
 皆様もそれぞれお考えになって頂きたいと思います。


 最後に、これからの時代は、ますます神様の御心に適った行いをし、神様の御心にしっかりともたれて通ることが大切であると言えましょう。