「婚期」=「結婚できるとき」ではない


 占いの依頼で多いのは、婚期、すなわち、いつ頃結婚したほうがいいかというご質問です。


 そのときに、ときたま間違って解釈されておられる方がいます。
 婚期を結婚できるときと思っている方です。


 たまに占い師に、「来年、結婚するんじゃない・・・」と、言われた方が、結果、素敵な出逢いもなく、結婚出来なかったのはどうしてでしょう???
 というご質問を頂戴することがあります。


 このような方は、そのような婚期のときには、突然の運命的な出逢いを暗に期待していたり、あるいは家族、親戚、友人、知人等の周りの人から素敵な彼氏を紹介して頂けるものと思っている方が多いようです。


 が、現実はそう甘くはありません。結婚も自助努力が大切なことは言うまでもないことです。


 もうひとつ肝心なことは、当たり前のことなのですが、四柱推命紫微斗数で婚期はいつ頃か? ということは分かりますが、どれほど素晴らしい婚期の星が揃っていても、結婚するしないは最終ご本人が決めることです。
 婚期の星がいくつも出ているからといって、絶対にそのときに結婚するとは言えません。

 
 以前、ある女性の方が、いつ頃結婚できるでしょうか? と聞かれたので、断易で拝見したことがあります。


 応爻に官鬼が出ているのですが、世爻に子孫が出てかつ回頭の生。妻財も伏している卦を得ました。


 家族や周りからは、強く結婚を勧められ、自分も頭の中ではそろそろ結婚しなければ・・・とは分かっているのですが、本音はまだ結婚したくないという気持ちが強く出ている卦です。


 「失礼ですが、あなたは本当に結婚したいと思っているんですか?」
 と問いますと、案の定、親がしきりに縁談を勧めるものの、自分としてはいまひとつ・・・
 というご返事でした。


 いくら強い婚期であっても、本心が結婚したくないと思っている以上、どんなに良い縁談のお話を頂いても、ゴールインするのは難しいと言わざるを得ません。


 断易などの卜術は、依頼者の心理まで分かるのですから、これを用いない手はないですね。