親孝行した婦人


 以前からのお約束で、きょう大阪の教室で、紫微斗数の個人レッスンをはじめさせていただきました。
 

 きょうの受講生の方は、四柱推命はまったくご存知ない方なので、それなら紫微斗数のほうが短期間に習得でき、しかも面白いので、まずは紫微斗数を習うことをお奨めしました。


 紫微斗数の権威でいらっしゃる中島多加仁先生と村野大衡先生の両先生に初級程度の紫微斗数はご指導いただきましたので、入門程度は教えさせていただくことができます。
 ご本人(T子さん)はカリスマ占い師になりたい!? という希望がおありのようですが、わたくしは大いに可能性があると思っています。


 T子さんは最近では珍しい女性です。
 大学を出られて、就職せずにすぐ結婚。
 女手ひとつで息子と娘を育てられた気丈な姑さんとも同居され、嫁姑の言うに言えない苦労も経験されました。
 一男一女の子供二人も成人し、やっと自分の時間が持てるようになったので、かねてより占いの勉強をしたいという希望をいま現実のものとされています。


 最近は、姑さんと同居されているお嫁さんは、めったにお目にかかることはありません。
 “奇特”という言葉は適切とは思いませんが、時代が変わったせいか、嫁姑の同居は珍しい時代となりました。


 でも、これができれば大変な親孝行になります。
 女性は嫁いだら、姑さんが〝母親〟になります。
 自分を生んでくれた母親は実母ですが、神理の教えでは、結婚後は姑が母親となります。


 「子供が宿った」とわたくしたちはいいますが、実母はいっときの宿屋であり、本当の母親は嫁いだ先の姑さんとなります。
 ですから、よくお嫁さんは義母という言い方をしますが、あまり好ましい呼び方ではありません。


 嫁は姑さんのことを、「お母さん」と呼び、姑さんは、嫁のことを「うちの嫁は・・・」というような他人行儀な呼び方をせず、「○○子や」と名前で呼べたら、本当の親子になり幸せな三世代同居の家庭を築くことができます。


 本日、レッスンを習いに来られたT子さんの息子さんの命盤を拝見したところ、やっぱりと感心させられました。
 親孝行な人には親孝行な嫁さんが来ることを、すでに紫微斗数の命盤は予言しています。


 息子さんの夫妻宮から父母宮に化禄が飛びます。
 息子さんの夫妻宮とは息子さんの配偶者(嫁)をみるところで、そこから父母宮(息子さんの両親をみるところ)に化禄が飛ぶということは、それだけでT子さんにとって親孝行な嫁が来ることを暗示しています。


 紫微斗数の四化飛星法は、四柱推命以上に人事事相を的確に占うことが可能なように思います。


 お話を伺うと、相当キツイお母さん(姑さん)のようですが、いままでよく辛抱された賜物と思います。
 これからは、息子さんや実の娘さんに親孝行され、またお嫁さんからも尽くされて幸せな後半の人生を歩まれると思います。
 因みに、T子さんは官禄宮が身宮で、とくに官禄宮は華やかで力強い星がたくさん輝いています。
 将来のカリスマ占い師として大いに期待しています。
 親孝行な人は何をやっても上手く行くからです。
 

 『親への孝行は 神への孝行として受け取る』(一神会御神言)と親神様ははっきりと申されています。